年賀状

昔々、嫁様のところの上司が取引先にキレて「お前らとは取引やめる!」と、電話で言い放ったそうだ。理由は、その部長の名前を間違えて、メールしてきたから。ビジネスマナーとして、当然のことが出来ていない会社とは、付き合いをしない!と叱責したそうです。その話を聞いて、会社の若い衆には「お客様の名前は間違えるんじゃねぇ!」と指導しております。
これはタクシーの運ちゃんから聞いた話ですが、運ちゃんの出身地では、結婚式等の招待状で宛名を間違えるということはすなわち「あなたは本当は呼びたくないのだが、義理で呼ばなければならないので・・・」「あなたは来て貰いたくない人です」という意味になるそうで、それは慎重に宛名を書くそうな。
古来より、日本では直接的に名前を呼ぶことを避けてきたそうで、それは一種の呪術に悪用されかねないから、またもし相手の名前を間違えると間違われた相手がその場に生霊として現れる等と、タブー視されてきたそうです。そういう意味からも、私もなるべく気をつけて名前を書くようにしています。


以上前フリ。


元々嫌いな元上司だったからさぁ、今年は出さなかったんだけどさぁ、年賀状が来てさぁ、宛名が間違えてるわけよ。漢字を間違えてるわけだ。
やっぱり出さなくて良かったわ
と思いました。