あの日、あの夜

「昼休みにさぁ、試合のこと考えちゃって、試合終了のホイッスルがなった瞬間の事考えたらさぁ、泣いちゃったよ。周りから『どんだけだよっ』って言われたけどさぁ、しょうがないよねぇ。あ、○○さんが『いいからさっさと行け!明日は休んでもいいぞ!声枯れるまでやってこい!』だってさ。そうそう、Oさんは来ないから勝ちフラグ立ったよ!」


等と嫁様と話しながら、赤く染まった浦和美園駅をあとにしたバカ夫婦。向かうは埼玉スタジアム。時間は18時過ぎ。そう、バカ旦那の方は、16時過ぎに客先での作業を終えて1時間半行方不明になって、浦和美園に現れたのでした。

いつも通り、いつも通りにMDP買って、ビール買って、タバコ吸って・・・嫁は東川口でペットボトルを200円出して自動販売機で50円のおつりを出して・・・。セレモニーの長いこと。早く始めろ、こっちはエンジン暖まりっぱなし。☆の右足側を形取りながらそんなことを考えてました。

いきなりの長谷部のシュートがありましたが、序盤は堀ノ内の硬さ(怪我?)が目立ち、攻め込まれながらも水際で防ぎ、欲しいと思ってた時間に永井のゴール。嫁様、目が星に。ありゃ男でも惚れるわ。都築・闘莉王の危ないシーンもありましたが、セパハンはシュートの精度が悪いのか、撃っても枠を捉えず。ワシントンのロングが不発に終わり、前半終了。

もちろん、ゲン担ぎにタバコとビールを。

後半開始早々にセパハンは次の手を打ってきましたが、そこは先週やられていることもあり、注意深くスタート。セパハンはゴール前に進入してたびたび肝を冷やされました。上手い、そして強い。このままいくかな・・・と思ったところで阿部のヘッド。その後は攻め込むセパハンを往なしつつ、岡野まで入れる余裕。ロスタイムに入り、バックスタンドも総立ち。そして、歓喜の瞬間は訪れたのでした。

大歓声の中、隣で静かに涙を流す嫁様。オレはなにかホッとした気持ちで一杯でした。


永かったなぁ。


浦和レッズカンペオン。この歌が似合うクラブになって本当によかった。ありがとう。