カズその2

女子アナ・J選手・登山家、自民が参院選向けスカウト作戦
2007年5月16日23時14分

 自民党が夏の参院選に向け、スポーツ選手やキャスターなどに次々と立候補を呼びかけている。

 無党派層の支持を取り込む狙いだが、背景には支持団体や地方組織の集票力が低下している事情もある。

 自民党は党幹部が手分けし、歌手、スポーツ選手、人気キャスターら多くの著名人に出馬を打診してきた。サッカーJリーグの三浦知良選手もその1人だ。三浦氏は16日、所属する横浜FCの広報を通じ、「自民党よりオファーをいただきましたが、お断りしました」とする談話を発表した。

 自民党幹部は「カズなら200万票は取れたのに」と悔しさをにじませる一方、「まだ可能性のある人は複数いる」と胸を張る。実際、有名な登山家にも出馬を要請中だ。

 自民党は主に比例選で著名人擁立を狙っている。最近3回の衆参両院選挙での得票数で、民主党に「1勝2敗」と負け越している危機感からだ。ただ、知名度優先で声をかける手法には、党内でも「票目当てが露骨過ぎ、信頼を失いかねない」と懸念する声もある。

 一方の民主党も、元プロ野球選手で首位打者を獲得したこともある長崎慶一氏(57)、同性愛者であると告白した前大阪府議の尾辻かな子氏(32)らを比例選に擁立する。労組支援候補の集票力が低下する中、「党としての幅の広さを示したい」という思いがあるようだ。

 小沢代表は16日夜、横浜市で記者会見し、著名人擁立について、「名前だけ借りるつもりはない」と述べ、実績などを重視して出馬要請していると強調した。

やっぱりバカにしてる。カズを、フットボールを、俺達を。