アニキ!

スイスが本大会出場 トルコは大逆転まであと一歩=W杯プレーオフ

 スイス代表はドイツで開催される2006年ワールドカップ本大会への出場を決めた。イスタンブールでの試合は白熱し、ホームのトルコが大逆転まであと一歩に迫った。第1戦はスイスが2−0で勝利。トルコは必死の気持ちで逆転を目指し、4−2で勝利を収めたものの、アウエーで2ゴールを記録したスイスがドイツ行きのチケットを手にした。

 いい形で試合をスタートさせたのはスイス。開始直後のアルパイのハンドでPKを獲得し、これをフライが成功させた。一方、トルコは22分に同点とする。エムレの左からのクロスにトゥンジャイが頭で飛び込んでGKを破った。36分にはハカン・シュキュルのヘディングをゴールライン手前でトゥンジャイが押し込んで2点目。

 後半に入り、52分には疑問の残る判定でトルコがPKを獲得。ネジャティがこれを決めた。だが、逆転まであと一歩に迫ったトルコだが、それ以上のチャンスを作ることができない。逆に84分にはカウンターからシュトレラーに決められ、予選突破の行方は事実上スイスに確定した。89分のトゥンジャイの3点目も無意味に終わり、トルコの悔しさを増幅させただけだった。

ハンドですか、アニキ

痛かったアルパイのハンド/W杯PO
<W杯予選プレーオフ:トルコ4−2スイス>◇第2戦◇16日◇トルコ・イスタンブール

 トルコは気迫に満ちたプレーで大量4点を奪ったが、1点足りずに本大会出場を逃した。FWハカンシュキュルが1得点1アシストと活躍。だが前半1分、アルパイ(元浦和)のハンドの反則で与えたPKによる1点が重く響いた。

 悔しさを隠せないテリム監督は「第1戦は相手寄りの主審を含めて12人と対戦しなければならなかった。1試合損した」と嘆いた。

[2005/11/17/11:59]

トルコ対スイス戦で選手たちが乱闘=W杯プレーオフ

 スイスはイスタンブールで2−4の敗戦を喫したが、2006年ワールドカップ・ドイツ大会出場を果たした。試合は非常に厳しいもので、選手たちのいら立ちがロッカールームに戻る際の乱闘騒ぎへと発展した。スイスのDFグリヒティンクが頭を殴られたようで、現在はイスタンブールの病院に運び込まれている。

 スイス代表のクーン監督は多くを語ろうとはしなかった。
「こちらの選手1名が病院にいる。だが、これ以上は何も言わせないでくれ。ここでのわれわれに対する扱いはひどいものだった」

 争いを始めたのはトルコのアルパイとスイスのシュトレラーのようだ。また、トルコ代表テリム監督の補佐を務めるオズディレクも殴られたとみられている。犯人を特定して罰するためFIFA(国際サッカー連盟)が調査を開始する可能性が高い。

試合後通路で乱闘?スイス選手が内臓出血

<W杯予選プレーオフ:トルコ4−2スイス>◇第2戦◇16日◇トルコ・イスタンブール

 トルコのアナトリア通信によると、トルコ−スイスの試合後、ロッカールームへの通路で両チームの乱闘が発生した。スイスの控えDFグリヒティングが病院に運ばれ、クーン監督は「選手1人が内臓出血で病院に運ばれた。これ以上のことは分からない」と話した。

 発端は、スイスのフゲルがトルコのコーチをけったようにみえたこと。トルコDFアルパイが別のスイス選手をけったようで、フゲルが背後からアルパイの首をつかんだ。

[2005/11/17/13:50]

どっちが発端だかわかりません。